フランスEMLyonビジネススクール講演(2017年12月) | ビジョン、デザイン、戦略、未来、中期経営計画、グローバル経営

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戦略の視点

2018.06.12 戦略の視点

フランスEMLyonビジネススクール講演(2017年12月)

1872年設立のフランスの名門ビジネススクールL’École de management de Lyon (EM Lyon Business School)の修士課程にはコンサルティング学科があり、今回は29名の同学科修士課程のフランス人学生が研修旅行のため東京を訪問しました。12月17日、卒業生の一人が勤務するDMMのスペースをお借りして、下記のアジェンダに従って日本の経営、コンサルティングについて講演を行いました。
1. Characteristic of Japan 日本の特徴
2. Our tool & technique 当社のコンサルティングツール、テクニーク
3. Project case プロジェクト事例
4. Our future 事業環境の未来
5. Q&A 質疑応答
「日本の特徴」においては、日本の経営スタイル、産業構造、カルチャーに関する特徴だけでなく、我々が受けてきた学校教育についても触れ、多面的に日本に関する理解を深めていただきました。続いて「当社のコンサルティングツーツ、テクニーク」においては、事業戦略策定のステップに基づき、マクロ環境分析、ミクロ環境分析のフレームワークや分析手法を紹介し、策定された戦略を確実に実行するための役割定義や経営指標構築を含む組織デザインをカバーしました。これらを踏まえ、「プロジェクト事例」においては、日本企業の経営や海外展開に関する特徴やニーズを述べ、フランスとの共通点、相違点を考えてもらいました。変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を指すVUCA*と言われる現代の特徴を述べた上で、地政学、経済学、社会文化、テクノロジーを含むマクロ環境、そして、業界の垣根がどんどん低くなる中でベンダー、競合、チャネル、マーケットをどう捉えれば良いのかについての私見を述べました。
好奇心旺盛で利発なフランス人大学生を対象とした講演は、予定時間を1時間オーバーして終了しました。
*: Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ) 、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
<<京都大学山極壽一総長、同志社大学小原克博教授(2017年11月)
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