鉄道会社管理職向け講演(2017年10月) | ビジョン、デザイン、戦略、未来、中期経営計画、グローバル経営

(株)日仏経済戦略研究所

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戦略の視点

2018.06.12 戦略の視点

鉄道会社管理職向け講演(2017年10月)

某鉄道会社の管理職を対象に午後いっぱい半日の講演を行いました。「ブレない経営」というタイトルの講演に自由応募で約160人が参加されました。トップマネジメントが打ち出した経営の方向性を、ブレることなく実行に移すべく現場に展開するという意味でこのようなタイトルになったと聞きましたが、以下のような目的をクランアントと合意し、講演内容を企画しました。
1.経営方針をブレークダウンするにあたり、戦略の策定と執行の基本的なステップを学ぶ
2.自社・グループの強みと弱みを考え、全体最適の視点から経営方針を実行する動機付けを行う
3.経営方針を効果的に展開する上での組織の仕組みを考える
4.部下に行動を起こさせるための管理職としての役割を自覚する
5.何を変えるべきか、また何を維持すべきかについて自分の考えを明確にする
この半日間の講演では、私が喋る続けるということではなく、数回のグループワークを挟み、全体討議を進めるという構成のプログラムでした。まずは伝言ゲームに倣ったグループワークを通じて、簡潔なメッセージであっても、その真意から逸れることなく、アクションを促すメッセージを伝える難しさを実感していただきました。
それに続き、戦略とビジョンの定義や相互補完的な関係がどのように経営に作用するかについてお話ししました。自社の強みと弱みに関するグループワークを通じて、戦略との関わりを確認していただきました。また、戦略なきビジョン、ビジョンなき戦略がどのような結果を生むかをみなさんに考えていただいた上で、自社のビジョンについてのグループワークに取り組んでいただきました。戦略を策定したり、ビジョンを構築するために必要となる要素について確認していただいたのち、それを組織に展開するとき必要となる、組織としての仕組みやマインドセットについて、考察、議論していただきました。
計4回のグループワークと全体共有をする過程で、160人もの参加者を対象にしますので、個別の質問にお答えしたり、グループワークを支援するために、体育館のようなスペースを縦横無尽に動き回り、とてもアクティブなセッションになりました。
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