京都大学山極壽一総長、同志社大学小原克博教授(2017年11月) | ビジョン、デザイン、戦略、未来、中期経営計画、グローバル経営

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戦略の視点

2018.06.13 リベラルアーツ

京都大学山極壽一総長、同志社大学小原克博教授(2017年11月)

宗教、芸術、科学の融合を謳うある勉強会に2年間在籍していますが、11月11日には京都市大徳寺の塔頭の一つ真珠庵にて、同志社大学神学部教授小原克博氏、京都大学総長山極寿一氏の講演会に出席してきました。真珠庵は、とんちで有名な一休宗純ゆかりの寺院で普段立ち入ることはできませんが、当日は講演会のため特別に入場できました。
小原先生は神学部で宗教学の御専門。当日は「いのち」の多様性という文脈で、日本人独特のいのちについての観念のお話に続き、「いきる」ことに関する講演をお聞きしました。それは、日常を「いきる」、棲み分けて「いきる」、畏れつつ「いきる」、不条理の中を「いきる」、驚き「いきる」からなるものでした。平易な言葉で、一見難解な内容をわかりやすく解説して下さいました。
続いて、ゴリラの研究で有名な山際先生は、まだ駆け出しの頃、アフリカのジャングルでゴリラと寝起きを共にし、同じものを口にし、同じものを食べ、同じものを飲むという生活を数ヶ月続けてようやくゴリラが何を考えているかわかるようになったという刺激的な話から入られました。地上を四足歩行するゴリラは顔、鼻面で草をかき分ける等して五感を使って生きている、つまり五感を使って世界を感知しているが、人間は手に依存し過ぎているため「もったいない」とおっしゃっていたのが印象的でした。
公演中、お二人に質問をさせていただいたことで、その後の会食でも「発展した会話」を楽しむことができました。

左端から、小原克博教授、公認会計士吉井英雄氏(PwC時代の先輩で当勉強会の中心的存在)、筆者、山極壽一総長
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